金沢大学医薬保健研究域医学系・循環器内科学分野の高村雅之と申します。
2019年1月1日付けで、循環器内科教授に着任し、130年以上続いてきたナンバー内科が再編され、融和と融合により、新しい講座として歩み始めています。今後の当教室の発展と進歩のために、教室員が一丸となって診療、教育、研究に取り組んでいます。
内科学は、とても壮大で、多くの領域を網羅した学問です。学ぶべき知識には際限がありません。それでも、先人の知識を得ることだけに執着せず、自らの熱意と好奇心を原動力として、循環器内科というspecialtyを磨き、世界に発信できる循環器病学を構築していかなければなりません。医学は、生理学、分子生物学、遺伝子解析学、医療工学などのあらゆる分野で、急激な進歩を遂げています。これらの恩恵により、疾患概念、治療法も日進月歩です。このような中で、常に患者を第一に考えて、日常診療から高度医療まで、全人的に提供していく医師であり続けることが期待されています。金沢大学循環器内科学教室は、若い教室員が、それぞれの目標に向かって日々精進し、世界で活躍できる循環器内科医として成長できる教室であり続けます。