2026.03.11

金沢大学附属病院においてを経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)ないしは経食道心臓超音波検査を受けられた方へ

「経胸壁心臓超音波検査・経食道心臓超音波検査測定項目の臨床的意義の検討」の研究について

経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)は非侵襲的に心臓の機能や構造を計測可能で、心臓病が疑われる方のみならず何らかの手術前の評価やスクリーニングに広く利用されてきました。一方で経食道心臓超音波検査は経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)で異常が疑われた方に対して食道を介して超音波検査を行うことで、胸壁の影響を受けずに、経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)と比較してより良い画像で評価を行うことが可能であり、一部経胸壁心エコー図検査(心エコー図検査)では評価困難な計測も可能な検査です。これらの評価は心不全の重症度やその治療方針決定に有用であると報告されていますが、術者の習熟度や使用機器の特性などによる誤差も大きく、当院における計測値の臨床的有用性の評価はこれまで少ない状況でした。また、当院における診療の特性に伴い、独自に詳細な評価を加えている点もありますが、その臨床的有用性の評価はこれまで評価されてきませんでした。こうした問題を解決するために,2006年1月1日から2028年3月31日までに,上述のいずれかの検査の結果を調べる研究を予定しております。

この研究ではこれまでに行われた検査や治療内容のデータを使いますので,受診された方の負担はありませんし,今後の治療方針にも影響しません。また費用の負担もありません。

なお,この研究は,金沢大学医学倫理審査委員会の審査を受け,附属病院長の承認を得て行っているものです。

1.研究の対象

2006年1月1日から2022年12月31日までに金沢大学附属病院で経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)ないしは経食道心臓超音波検査を受けられた方で,この研究に参加したくない方がいらっしゃいましたら,そのことをお申し出ください。その場合,データは使いませんし,またこれからの治療に差し支えることは全くありません。また,ご自分がこの研究の対象になっているかお知りになりたい方についても,お調べしお答えいたします。

2.研究の目的について

研究課題名:経胸壁心臓超音波検査・経食道心臓超音波検査測定項目の臨床的意義の検討

この研究では2006年1月1日から2022年12月31日までに当院において経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)ないしは経食道心臓超音波検査を受けられた方のデータを元に,心不全との関連を調べることを目的としています。

3.研究の方法について

この研究では、2006年1月1日から2022年12月31日までに経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)ないしは経食道心臓超音波検査を受けられた方について,受診のときに検査した採血データ,高血圧や糖尿病、喫煙の有無などのデータ、冠動脈疾患や脳卒中などの動脈硬化に関連する病気になられたかどうか、心不全の有無やその重症度などのデータを使います。そのときに患者さんのお名前などの個人情報を削除します。この後,必要なデータをまとめ,随時採血における血清中性脂肪と動脈硬化性疾患との関係についての研究を行います。集めたデータは学会や論文などに発表される事がありますが,個人情報が公表されることはありません。

4.研究期間

この研究の期間は,金沢大学医学倫理審査委員会の承認日から2028年3月31日までです。

5.研究に用いる試料・情報の種類

情報:年齢、性別、病歴、高血圧の有無、糖尿病の有無、喫煙歴、採血データ値、心不全の有無やその重症度、経胸壁心臓超音波検査(心エコー図検査)ないしは経食道心臓超音波検査で得られた計測値

6.外部への試料・情報の提供・公表

当該情報は、金沢大学において匿名化され、特定の関係者以外がアクセスできない状態で金沢大学へ提供され、対応表は本学の担当者が保管・管理します。

7.予想される利益と不利益について

この研究はデータの調査だけを行う研究であり,この研究に参加しても患者さんに直接の利益はありません。予測される不利益として個人情報の流出の可能性は0ではありませんが、そういうことがないようにデータの取り扱いについては,外部に漏れることが無いよう細心の注意を払います。

8.プライバシーの保護について

この研究にご参加いただいた場合、あなたから提供された情報などのこの研究に関するデータは、個人を特定できない形式に記号化した番号により管理されますので、あなたの個人情報が外部に漏れることはありません。

この研究で得られた結果は学会や医学雑誌等に発表されることがあります。このような場合,あなたの個人情報などのプライバシーに関するものが公表されることは一切ありません。

9.研究参加に伴う費用の負担や通院について

この研究に参加することによる費用の負担や研究のためだけの新たな通院はありません。

10.研究組織

金沢大学附属病院 循環器内科 助教 多田 隼人 (研究責任者)

金沢大学医薬保健研究域 准教授 林研至 (研究分担者)

金沢大学附属病院 検査部 助教 森三佳 (研究分担者)

11.研究への不参加の自由について

試料・情報が当該研究に用いられることについて、患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象としませんので、下記の問い合わせ先までお申出ください。

12.研究計画書など資料の入手について

この研究の研究計画書など資料の閲覧を希望する場合は,研究に関する窓口にお問い合わせ願います。

13.研究に関する窓口

この研究の内容について,わからない言葉や,疑問,質問,自分がこの対象の対象になるかなど,更に詳細な情報をお知りになりたいときには,遠慮せずにいつでもお尋ねください。

研究機関の名称:金沢大学附属病院

研究責任者:多田 隼人(金沢大学附属病院 循環器内科 助教)

 問合せ窓口:森 三佳(金沢大学附属病院 検査部 助教)

住所:金沢市宝町13-1

電話:076-265-2251